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引き続き厳しい米国スポーツ界の就職戦線と頑張る日本人

マイナーリーグのマーケティングカンファレンス2日目が終わりました。

僕は今年で4回目の参加になったのですが、日本人の参加者は残念ながらあまりいないのが現状です。日本のクライアントにも声をかけているのですが、シーズン中ということもあってなかなか難しいようです。日本のプロスポーツチームがここで優良事例をプレゼンして、日米で情報共有しても面白いと思うのですが。

ところで、今回のカンファレンスでは2年前に進路相談?に僕のオフィスを訪問してくれたN君とばったり会いました。その後、彼は大学院に進学してスポーツマネジメントを勉強した後、アイスホッケーのマイナーチームでインターンした後に大学院を卒業し、今は別のマーケティング会社でインターン中ということでした。

数年前と違って、今はインターンを勝ち取るだけでも大変なご時世です。残念ながら留学しても希望するインターンに着けず、志半ばで日本への帰国を余儀なくされる日本人学生は少なくありません。2年間立派にアメリカでサバイブしているN君の逞しい表情を見てとても頼もしい気持ちになりました。

今回参加しているカンファレンスでは、求職フェアも並行して行われています。MLBのウィンターミーティングほど大きなものではないのですが、今回も10名ほどの求職者が参加しています。ところで、過去のカンファレンスで僕が目にした求職者はほとんど大学(院)生だったのですが、今回は半分以上が元マイナー球団の職員でした。厳しい(再)就職戦線を象徴していると感じました。

2日目のセッションを終えてホテルの部屋に戻ると、今度は昨年うちでインターンしたB君から電話がありました。B君はインターン後、MLBウィンターミーティングでダブルA球団のインターンの機会を勝ち取って働いていたのですが、シーズン終了後に正社員としてのプロモーションが決まり、今日正式に労働許可証が下りたということで、それをわざわざ報告するために電話をくれたとのこと。

彼はその球団でインターンを開始した直後に、直属の上司が辞めてしまうなどのトラブルに見舞われたのですが、その中で与えられた職責を全力で全うしたのが評価されたようです。大したものです。

ラスベガスはアメリカ人にとって「ハメを外すために遊びに来る街」です。そんな街に一人でビジネスカンファレンスに参加するというのはやや寂しさがあったのですが(笑)、N君の逞しい顔やB君の吉報に触れることができ、とても嬉しい気持ちになりました。

困難を極める米国スポーツビジネス就職事情

これから書くことは特定の方からの相談について言及しているものではなく、こうした経験全体からの僕の感想であることを誤解なきよう予め断っておきます。

春から夏にかけてアメリカの大学(院)を卒業する学生が増えるという時節柄、アメリカにスポーツマネジメント留学している日本人の就職相談に乗る機会も増えてきます。こうした相談を受ける中で、今年特に痛感するのは、就職活動の状況が例年になく厳しくなっているということと、留学者に社会人経験のない学生が増えてきていることです。

前者については、日経ビジネスのコラム「球団への就職は‘夢のまた夢’〜雇用の保護主義で米スポーツ界が魅力を失う?」でも書きましたが、今年は金融危機に端を発する世界的不況の影響で採用を凍結しているところが多く、採用を求めるポジション自体が例年になく大幅に少なくなっているという事情があります。さらに、オバマ政権になりアメリカ人労働者が不利にならないような規制が増えたため、労働ビザの取得プロセスも厳しくなっています。

大学(院)を卒業した学生は、Hビザと呼ばれる労働ビザを取得するケースが多いのですが、このHビザ申請には受付数の上限があり、毎年あっという間に上限に達してしまい、審査されるためには、その前に抽選で当たらないといけないという状況でした。しかし、今年は申請数が上限に達しなかったとのこと。

このニュースを聞くと、一瞬「じゃあ、今年は抽選もないから応募すればHビザが取得できる可能性は高いのでは?」と思ってしまいがちなのですが、実際は新たな規制が増えたことにより、申請者をサポートする企業自体が申請に二の足を踏んでしまっているのです。企業のサポートを受けられなければ、労働ビザは取れません。

といっても、今年はビザをサポートしてもらえるかどうかの話ができる学生(つまり、インターンを確保した学生)は幸運で、就職活動をしている学生の中のほんの一握りにすぎません。多くの学生はボランティアなどを続けながらひたすら働き口を探しているという非常に厳しい状況です。

また、後者(留学者に社会人経験のない学生が増えてきている)については、特に僕は憂慮しています。恐らく、スポーツマネジメント留学がビジネスになってきているという背景があると思うのですが、大学を卒業してそのまま社会に出ずに大学院に留学することは、僕は個人的にはあまりお勧めしません。間違いなく、就職活動で壁にぶつかると思ってください。

春は動き出す季節?」などでも書きましたが、誤解を恐れずに言えば、今すぐに米国のスポーツ界に就職する力のない人は、それから留学しても多分働き口は見つけられないと思います。これは、日本でもアメリカでも同じだと思いますが、大学で学んだ知識だけで仕事はできません。特に米国スポーツ界での就職の際に評価されるのは、ポテンシャルではなく実力(経験と実績)です。

インディアンズの広報でインターンしている新川君に聞いた話なのですが、今年ある球団の広報のポジションに空きがでた際、そこに900枚の履歴書が送られてきたそうです(詳細はこちら)。今年はメジャー球団も人員削減しているのに加え、マイナー球団の中には経営破たんしたAFLなどのように失業した人も多く、ジョブマーケットには人があふれ返っている状況です。

今まで僕が見てきたインターンや知り合いなどで、アメリカで今でもサバイブしている人材の大部分は、アメリカに来た時点で米国スポーツ界にアプライできる知識やスキルを既に持っていた人たちです。こうしたスキルや知識を持っていれば、留学で得られた人脈や知識、英語力を就職活動や事業に効果的に活用することができると思います。

厳しい言い方かもしれませんが、「今はダメだけど、留学すれば何とかなるだろう」では、恐らく何ともならないと思います。就職相談を受けるにつけ、何ともやるせない気分になることも多く、今日は老婆心ながら偉そうに書かせて頂きました。

B型の脅威!?

どうでもいい話なんですけど、今月からインターンに来ているK君と血液型の話になりました。で、良く考えてみると、僕はアメリカに来てから結構な数のインターンをスーパーバイズしてきましたが、恐ろしいことに?ほとんどB型なんですね。もちろんK君もB型。

トランスインサイトに来てくれたインターンはK君で5人目なんですけど、5人中4人はB型でした。感覚的にみても、僕が今まで見たインターンのB型比率はだいたい8割くらいです。日本人の中でB型の占める比率は2割くらいですから、どう控え目に見てもスポーツマネジメントを志す人のB型比率は高いとしか考えられません。不思議です。何を隠そう、僕もB型です。

といっても、インターンの選考ではもちろん血液型なんか見てないですから、ご安心を(笑)。

吉報

昨年10月からNBAのニュージャージー・ネッツでインターンしていたN君が、本日ネッツの正社員に昇進しました!!

ここまで10ヶ月。毎日、毎週、毎月インターンの中でチケットの売上げランキングが掲示され、ひたすら競争を強いられるサバイバル環境の中(例えて言うなら、ゴール地点が分からないまま全力ダッシュして走り続けているようなものかもしれません)、インターン内の唯一の日本人でありながらアメリカ人を押しのけてトップセールスパーソンに上り詰めたN君の頑張りはたいしたものです。

言葉やビザの問題を乗り越え、最後にチームから「なくてはならない存在」として認めてもらうことができたN君を心から祝福したいと思います。N君は帰国子女で英語ができたというわけでもなく、チームに日本人がいてその特需の恩恵を受けたというわけでもなく、正真正銘彼のセールスの実力が認められたということで、こうした日本人は少ないのではないかと思います。

N君は弊社第1号のインターンでもあり、僕も鼻が高いです。我が社のインターンも、先々週から合流したS君で4人目となりました。皆、N君に続いて自分の夢を叶えられるといいですね。

N君、約束通り、MJのレストランで祝勝会をやりましょう。

インディアンズの新川くん

今日は、MLBクリーブランド・インディアンズでインターンをしている新川くんを紹介します。

新川くんと知り合ったのは今から2年ほど前で、大学院の進学について相談を受けたことがきっかけでした。実は、彼とはまだ直接会ったことはないんですけど、折に触れて近況報告や相談のメールをもらい、何だか何度も会っている知人のような感覚をもっています。

僕は留学やら進学について相談を受けることが結構多いのですが、この時の対応(コミュニケーション能力)を見ると、会わなくても大体どのような人物なのか見当がついてしまいます。ひどいケースになると、メールで相談について僕なりのアドバイスを送っても、お礼の一言もない、なんてこともあります(こういうの、結構多いです)。

そんな中で、新川くんは常に何か状況に変化があると、律儀に報告してくれるので、こちらとしても「何とか役に立てればなぁ」という気持ちになってしまいます。コミュニケーション能力が高い人は、こちらが時間を使ってでも役に立ちたいと思わせるものを持っていますよね(僕も見習わないといけません)。

そんな新川くんだったので、インディアンズでのインターンが決まったという報告を受けても、特に驚きはしませんでした。これからも、持ち前のコミュニケーション能力に磨きをかけて頑張って下さい。

新川くんは「スポーツと共に」というブログを書いているので、興味がある方は是非読んでみて下さい。

T君歓迎会

昨日は今週月曜日からインターンを開始したT君の歓迎会を行いました。当初は来週(6月)からの合流だったのですが、クライアントの視察でインタビューやイベントの撮影をする必要から急遽人手が必要になったので、1週間早く来てもらうことになりました。

メニューはT君の希望で、コリアンタウンで焼肉を食べることに決定。

ちょうど、NJネッツのN君が休暇中でオフィスに遊びに来ていたということもあって、彼も歓迎会に合流。やはり、焼肉は大人数でワイワイやった方が盛り上がるので、ちょくちょくオフィスに遊びに来てくれるスポーツ業界志望のY君や、昨年のあるプロジェクト以来、いろいろとテレビ製作現場の話を聞かせてくれる、ESPNの番組製作スタッフとして働いているF君にも声をかけ、総勢5名で焼肉レストランに乗り込みました。

ちなみに、T君は26歳になったばかり。N君は29歳、Y君は24歳、F君は27歳と、20代の若者に囲まれる形になり、こうしたガッツある20代の若者達がスポーツ界で働きたいという熱意を改めて肌で感じる機会となりました。

歓迎会では、もっぱら先輩格で1足早く米国スポーツビジネス界で働いているN君のNJネッツでの話が中心となり、いろいろな苦労話や成功談を聞きながら、あっという間に時間がたってしまいました。

昨年10月からネッツでインターンを開始したN君ですが、当時N君含めて14名ほどいたインターンも、途中で解雇されたり、モチベーションを維持できなくなってやめていったりで、今はたった3名になってしまったとのこと。N君は、この中で2位以下に圧倒的な差をつけて年間チケット販売金額でトップセールスを記録しているのですが、やはりそこにはビザという大きな壁があり、実力が認められただけでは正社員にはなれず、社員に空きがでないと採用してもらえないんだそうです。

N君は決して言い訳をしない性格なので話したがらないのですが、不条理な扱いにフラストレーションを感じることも多々あるのだろうと思います。

そんなN君ですが、来月からは新たなインターンが11名加入してくるということで、息つく暇もなく、また熾烈な戦いの舞台に舞い戻ることになりそうです。こんなN君の現場の話しを聞きながら、皆アメリカのスポーツ業界で働きたいという決意を新たにしたようでした。

N君、やりました!

NJネッツでインターン中のN君ですが、ついにやってくれました。14名のインターン同期中、初めてシーズンシートを売ったという報告を受けました!

友人でもありライバルでもある周りのインターンの反応は複雑なようで、「おめでとう」と言ってくれるものの、落胆を隠せない人もいるようです。

これで正社員への道が少し見えてきたのでしょうか。でも、これからも気を抜かずに頑張って下さい。

N君続報

アメリカは今週末はサンクスギビング・ウィークエンドなため、かなりスローな感じで時間が流れています。NJネッツでインターンしているN君も今日から週末一杯まで休みということで、オフィスまで遊びに来てくれ、近況を報告してくれました。

最近は、電話帳の上から片っ端に電話をかけているそうです。

その甲斐あってか、11月のチケットセールスコンテストでは、14名のチケットセールスインターン(2名増えたそうです)中、何と現在首位に立っているそうです。上司に怒られたり、英語でのコミュニケーションに戸惑ったりと、いろいろ苦労はあるようですが、首位に立つなんて立派です。

14名のうち、シーズンチケットを売るなどの実績を上げたインターンは、今年中にも正社員に昇進するかもしれないということで、「年内が勝負です!」と力強いコメントを残してくれました。吉報待ってます!

N君続報

12人中2位にまで浮上したN君ですが、ハーフシーズンチケットを売り上げた別のインターンが1位に急浮上した結果、3位に下ってしまったということです。

現在、

1位 12,000ドル
2位 11,000ドル
3位 6,000ドル(N君)
4位 4,800ドル

以下は2,000〜3,000ドル近辺でダンゴ状態だそうです。

N君によると、やはり単価の高いハーフシーズンチケットはなかなか売れないということで、N君としてはシングルチケットに集中してほぼ毎日売り上げを上げているとのこと。ここまでシングルにこだわって毎日欠かさず売り上げを上げるのはN君くらいだということで、インターンの中でもかなり存在感を示しているということです(シングルチケットだけで6000ドルというのも、かなり気合入っていると思いますが・・・)。

ただ、やはり「シングルに偏っていては限界があるので、これからはハーフシーズンなどの単価の高いチケットの営業にも時間を費やしていこう」とのことでした。10月終了まであと1週間。頑張れN君!

N君続報

NJネッツでインターン中のN君ですが、チケット売り上げコンテストで12人中、5位から2位に浮上したそうです。かなり頑張ってます。
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