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メッツが新MLSチームの運営に乗り出す?

MLSは2010〜2011年までにフランチャイズ数を16チームにまで拡大する事業計画を発表しています。今年トロントに新フランチャイズ=トロントFCが誕生し、合計13チームになったMLSですから、あと3〜4年で3チーム、ほぼ1年で1チームずつ増やしていく計算になります。そして、ここNYでも現在唯一のフランチャイズであるNYレッド・ブルズ以外にもう1チームを増やす計画があるようです。

面白いのは、その新MLSチームの運営権をメッツが取得に向けて動いているという報道が出ている点です。MLSコミッショナーのドン・ガーバー氏はこの件について「肯定も否定もできない」とコメントを拒否しているようですが、来シーズンから新MLSチームが設置されるカリフォルニア州サンノゼのチームの運営権をMLBオークランド・アスレチックスのオーナー=Lew Wolffが2000万ドルで購入していることを考えると(サンノゼには2005年までアースクエイクスというチームがあったが、2006年よりヒューストンに移転した)、2010年に予定されているNYでの新MLSチームの設置において、メッツがその運営権を取得したとしても、何の不思議もない状況です。

もっとも、同一フランチャイズにある異なる競技のスポーツチームを同じオーナーが所有・運営するというのは別に珍しいことではなく、NYであればかつてMLBヤンキース、NBAネッツ、NHLデビルズを共同経営し、NFLジェッツのマーケティングを行っていたYankeeNets(ヤンキーネッツ)の名前が挙げられます(YankeeNetsは2003年に解散)。それ以外でも、NBAアトランタ・ホークスとNHLアトランタ・スラッシャーズは同一の運営会社によりチーム経営が実施されていますし、NBAフェニックス・サンズやWNBAフェニックス・マーキュリー、AFLアリゾナ・ラトラーズは同じオーナーのもとで経営が行われています。

こうしたクロス・オーナーシップの利点は、経営資源を共有することで効率的なチーム経営を実施することができる点でしょう。例えば、CRMシステムを導入することを例に考えた場合、1チームで行うよりは顧客基盤を同じくするチームでサービスを共有した方が投資対効果が上がるはずです。こうしたシェアード・サービスの思想はチケット販売やスポンサーシップ、放映権販売などあらゆる収益領域に適用できるわけです。

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Mets Said to Be Looking Into an M.L.S. Franchise(NY Times)

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