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WS進出チーム決定

昨日、ボストン・レッドソックスがクリーブランド・インディアンズを下し、ワールド・シリーズ(WS)進出を決定しました。

僕はマサチュセッツ州の大学院に行っていたので、無条件でレッドソックスファンなのですが、今年はレッドソックスにもインディアンズにも幹部にインタビューしに行く機会があったので、感情移入してしまい、惰性でレッドソックスを応援しながらも複雑な心境でした。インディアンズはここにきてようやく戦略的なチーム作りが実を結びつつあっただけに、王手をかけながらの3連敗は痛恨の極みでしょう・・・。

さて、WSでレッドソックスを迎え撃つのは1993年のエクスパンションで誕生して以来、初のWS進出となるコロラド・ロッキーズ。ロッキーズは、今シーズン最後の怒涛の追い上げで最後の最後にワイルドカードを手にした乗りに乗っているチームです。最近22試合で21勝1敗と、その勢いは神がかり的ですらあります。

MLBとしては、ロッキーズがNLDSとNLCSを両方ともスイープしてしまっただけに(これはMLB史上初だそうです)、レッドソックス対インディアンズ戦が第7戦までもつれ込んでくれたこと、またメディアマーケットとして考えた場合にクリーブランドより大きなボストンがWS進出を決めてくれたことは、ALCSのチケット売り上げやWSの視聴率を考えると、ホッと胸をなでおろしているのではないでしょうか?

ボストンは全米第7位のメディア市場(約240万世帯)なのに対して、クリーブランドは全米17位の約153万世帯です。ローカル色の強い米国のプロスポーツでは、WSと言えどフランチャイズのメディア市場の規模に視聴率が比例する傾向にあります。相手が全米18位(約147万世帯)のデンバー(コロラド州)だっただけに、大きな声では言えなくても喜んでいるMLB幹部は少なくないのではないでしょうか。松坂選手・岡島選手対松井選手の日本人選手対決が見られることも、日本向けテレビ放映権市場を考えるとMLBにとって追い風になるはずです。

さて、このロッキーズとレッドソックスですが、チームの歴史もさることながら、財務状況も非常に対照的となっています。年俸総額(今シーズン開始時点)を比べてみると、レッドソックスがMLB全30チーム中2位の1億4600万ドルなのに対し、ロッキーズは同27位(プレーオフ進出チームでは最低)の6300万ドルと倍以上の開きがあります。こうした好対照の両チームがWSでどのような戦いを繰り広げるか楽しみです。

レッドソックスとしては、初戦をものにしてロッキーズの勢いを止めたいところ、ロッキーズとしては逆に初戦を取って今までの神通力を確認したいところでしょう。初戦がこれだけ注目したくなるWSは初めてです。

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