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ヤンキースが社債発行で3億ドルを追加調達

当初10億ドル(=約1100億円)と見積もられていた新ヤンキースタジアムの建設費が、3億ドルオーバーすることになり、ヤンキースはこの3億ドル分の社債を新たに発行することで資金調達することになりました。建設費が当初の見積もりを超えることになったのは、ニューヨーク市から警備関連での施設増強を求められたりしたことが理由なようです。

ニューヨークは今新スタジアム/アリーナの建設ラッシュで、MLBヤンキース/メッツ両チームの新スタジアムをはじめ、NBAのNJネッツの新アリーナ、NFLジャイアンツ/ジェッツの新スタジアム、MLSレッドブルの新スタジアムなどの建設が予定されています。世界中でも、同時にこれだけの新スタジアムの建設が並行して進められているのはニューヨークくらいなものでしょう。

一般的に、米メジャースポーツのスタジアム建設費においては、約7割くらいが自治体からの負担(つまり税金)でまかなわれており、これが新スタジアムを建設する上で大きな役割を果たしています。

アメリカの経済学者の間では、新スタジアム建設に伴う経済効果はほとんどない(新スタジアムは新たに消費を創造するのではなく、他の場所やオケージョンで使われていた消費を引っ張ってくるだけで、結果的にプラスマイナスゼロになる)ということが定説とされており、そんな中でも構わずに公的資金がじゃぶじゃぶつぎ込まれているのが、実は今のMLBの繁栄の基礎だったりします。

ある意味、日本の銀行に位置づけが似ているのかもしれません。失うことに対する恐怖心が物凄く大きいんですね。潰れる(他都市に移転される)位なら、税金を投入してでも存続させた方がいい、という感じです。それに対して納税者はあまり文句をいいません。

ニューヨークでの新スタジアム/アリーナ建設の資金調達において、自治体がどの程度の役割を果たしているのか、ちょっと調べてみたいところです。

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comments

僕もSBJでこの記事は読みました。桁が違いますよね。ただ、チームとしてはスタジアムが減価償却されることや、新スタジアムでの収入を考えると、13億ドルというのは大した数字ではないでしょう。ヤンキースに関しては市も相当恩恵受けていますしね。

経済学者の話は下記サイトでよく取り上げられています。
http://www.thesportseconomist.com

  • Seeknay
  • 2008/03/06 5:54 AM

Seeknayさん
コメントありがとうございます。おっしゃる通り、スタジアムは減価償却されますし、この減価償却費は収益分配制度の供託金を算出する際に差し引かれますので(供託金=「チームの売り上げ−スタジアムコスト」の34%となる)、実は目立たないところでヤンキースにも金銭的なメリットが発生していますよね。

  • tomoyasuzuki
  • 2008/03/06 6:05 AM

はじめまして、ブログいつも楽しみに読んでいます。

オリンピック目あってだったとしても、
NY界隈のスタジアム系のラッシュ凄いですよね。
裏を返せば、今まで古いものを使っていて、
最新技術や多くのスウィート・ボックス席のようなものが堪能出来てなかったみたいですが。

プロチームのスタジアムへの公的資金の使用、
最近大都市では変わってきてますよね。
カリフォルニアなども土地柄なのか、
大都市では税金使わせなくって、
NFLもMLBのスタジアムも古いものが多いです。
中規模の都市だとまだまだ建物建ててマイナーのチームを呼んだりするのは有効にたいですけど。

NYのスタジアムたちの資金調達どうなってるかのレポート楽しみにしてます。

  • KNG
  • 2008/03/07 11:54 AM
   

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