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酒が生み、たばこが育てたNASCAR(下)

ちょっと間が空いてしまいましたが、日経ビジネスコラムのNASCARの後編です。

原稿自体は結構前から出来上がっていたのですが、実は大物をゲストに招いた特別企画を検討していて(結局、調整しきれなかったのですが)、アップが遅れてしまいました。企画自体はまだ生きているので、ご紹介できる段階になったら、皆さんにもお知らせしますね。

■酒が生み、たばこが育てたNASCAR(下)
 〜トヨタ初勝利、「カムリで勝ってタンドラを売る」のからくり


 今月9日に米ジョージア州ハンプトンのアトランタ・モーター・スピードウェイで開催されたNASCAR(全米ストックカー協会)最上位カテゴリー「スプリント・カップ」の第4戦「コバルト・ツールス500」にて、トヨタ自動車が歴史的な初勝利を収めました。

 スプリント・カップはこれまでGM(ゼネラル・モーターズ)、フォード・モーター、クライスラーの米国3大自動車メーカーの牙城で、外国メーカーが勝利を収めたのは1954年の英ジャガー以来、54年ぶりとなる快挙となりました。

 トヨタのNASCAR初登場は2000年のことでした。トラック部門のレースであるクラフツマン・トラックシリーズに「タンドラ」で参戦し、昨年から「カムリ」で乗用車部門にも参戦していました。

 実は、9日に「カムリ」で勝利を挙げたドライバー、カイル・ブッシュは、7日のクラフツマン・トラックシリーズでも「タンドラ」で勝利を挙げており、同一週末に行われたカップシリーズとトラックシリーズ両方で勝利を挙げたNASCAR史上初のドライバーとなりました。

 トヨタにとっては、大いにその存在感を示した週末となったわけですが、実は2007年にトヨタが「カムリ」でNASCARに参戦した際、多くがクラフツマン・トラックシリーズから撤退すると考えていました。トラックシリーズは、スプリント・カップへの足がかりだと考えたのです。

 しかし、トヨタは撤退しませんでした。なぜなら、トヨタがNASCARに参戦する最大の目的は、「タンドラ」を売ることだからです。実は「カムリ」を走らせるのもこのためです。一見不可思議なトヨタのこのマーケティング戦略を読み解くには、NASCARスポンサーシップの本質を理解しなければなりません。

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