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FAQ(良くある質問)

 Q1. スポーツマネジメントとはどのような学問なんですか?

 スポーツマネジメントとは、スポーツを経済活動と捉え、その中でビジネスを行っているスポーツ関連組織(プロフェッショナルリーグ/チーム、スポーツマーケティング会社、国際オリンピック委員会、NCAAなど)における経営の基本的なスキームについての学問です。イメージとしては、MBA(経営学修士)のスポーツビジネス版と言ったら分かりやすいでしょうか。
 企業統治には、まず企業の理念(ミッション/ビジョン)が必要となります。そして、その理念から全社戦略が策定され、それに基づいてマーケティング、財務(ファイナンス)、営業(セールス)、会計(アカウンティング)などの各種ビジネス機能の戦略が策定され、そのスキームの中で実施されるビジネスの総体がいわゆる「企業経営」となるわけです。こうした企業経営のスキームは、基本的にどの産業においても共通ですが、産業構造や顧客特性、取り扱う製品(もしくはサービス)特性が異なるため、そのスキームの中で展開されるビジネス自体については、産業毎に違いが生じます。例えば、金融業である銀行と、製造業である自動車会社は同じビジネススキームを用いて企業統治を行っていますが、そのスキームの中で展開されるビジネスを個別に比べた場合、明らかに違いがありますよね。
 スポーツマネジメントとは、上記のような企業経営のスキームを用いてスポーツ産業固有のビジネス特性を学ぶことのできる学問です。
 スポーツに関する、スポーツマネジメント以外の学問については
こちらをご参照下さい。


Q2. UMassのコースワークについて教えて下さい。

 こちらをご参照下さい。


Q3. UMassが出願者の実務経験を重視するという話は本当でしょうか?

 本当です。実際、僕が在籍しているClass of 2000-2001には僕を含めて19名のクラスメイトがいますが、そのうち大学を卒業して社会での実務経験なく入学したのは数える程度でしょう。UMassのスポーツマネジメント学部は大学院と言えど、極めてビジネススクール色が強く、授業での学習をより実践的なものにするためにも実務経験を大変重視しているようです。また、こうした実務経験を重視する点は、ハーバードやMITなどにも共通して見受けられるビジネススクールの特徴でしょう。
 個人的にも、少なくとも1年(できれば3〜4年)はみっちりと職務経験を積んだ上で大学院に出願するのが望ましいと思います。留学は投資です。投資金額(留学しなかった場合に得られる期待収入+留学に必要となる費用)は少なくとも数百万から、場合によっては一千万以上かかることも珍しくありません。こうした高額の投資を生かすためにも、留学中の勉強を消化しきれるだけの基本的体力(ビジネスの現場の理解や、仕事におけるコミュニケーション手法など)を体得していないと、投資に見合ったリターンは生むに十分な実践的な知識の習得は難しいでしょう。


Q4. 大学院の授業においては、英語がどの程度できれば大丈夫なのでしょうか?

 もしあなたが留学前に、大学院の授業に完璧についていくだけの英語力を習得しようと考えているなら、その考えは改めた方がいいでしょう。あなたが帰国子女なら話は別ですが、「純粋培養」の日本人であるなら、ある程度の日常会話が出来る(表現の巧拙は別として、自分の意志を英語で表現することが出来、それを相手もなんとか理解してくれる)レベルに達したら、思いきって海外に渡ってしまう方が結果的に効率良く英語が上達するのではないかと思います。逆に言えば、授業に完璧についていけるだけの英語力をマスターするのは至難の技でしょう。
 やはり日常会話と大学院の授業では話される英語の質やレベルが違います。大学院の授業で使われる英語を理解するのに必要なのは、英語のリスニング能力だけでなく、ビジネスバックグラウンド、予習をしたか、分からない時に質問できる勇気があるか、などによるところもかなり大きいと言えるでしょう。そうしたことを考えると、あまり英語の準備に時間をかけすぎるのは得策とは思えません。思いきって、行ってしまいましょう!何とかなります(笑)。


Q5. エージェントとはどのような仕事をする人なのですか?

 「エージェント」と聞くと、「巨額の契約をまとめる敏腕交渉人」というイメージが強いかもしれません。それも一面の真実ではありますが、エージェントの仕事を正確に反映しているイメージではありません。実は、エージェントの仕事の大半は皆さんが想像するイメージよりもっと地味で地道なんです。
 エージェントとは、一言で言ってしまえば選手の雑用係です。プロ選手の生活が練習と試合だけで成り立っている訳ではありません。引越しもすれば免許の書き換えもしますし、車も買い換えます。また、各スポンサーへの対応やサイン会の誘いへの対応などもしなければなりません。こうした、選手の生活に発生する事柄のうち、グラウンド上でのパフォーマンスを上げることに直接的に関係しないこと(まあ、言ってしまえば雑用)を、選手に代わって処理するのがエージェントの仕事なのです。
 もちろん、契約交渉において、球団側の担当者や弁護士を相手に、選手の立場から選手にとってフェアな条件を引き出すのもエージェントの重要な役割の一つではありますが、そうした面はエージェントの仕事のほんの氷山の一角に過ぎません。


Q6. どうしたらエージェントになれるのですか?何か資格は必要なんですか?

 エージェントになるために必要な条件については、国やスポーツ毎に違いが見られます。例えば、日本のプロ野球は2000〜2001年にかけてのオフシーズンに代理人制度を試験的に導入しましたが、それ以来エージェントとして認められるのは弁護士資格を有したもののみとされています(2003年10月現在:*1)。また、サッカーにおいては、日本でFIFA公認エージェントになるためには、日本サッカー協会が実施する「選手エージェント試験」に合格し、同協会の指定する職業責任保険に加入する必要があります。「選手エージェント試験」は、日本サッカー協会理事、都道府県サッカー協会(署名者は会長に限る)、Jクラブ(署名者は代表権を有する者に限る)のいずれかの推薦を受けている日本に2年以上在住する犯罪歴のない個人であれば誰でも受験することができます(2003年7月現在:*2)。一方、アメリカでエージェントとなるための登録手続きはどのようになっているのでしょうか?現在、MLB、NFL、NBA、NHLのいわゆる4大プロスポーツでエージェントとなるためには、選手会への認可・登録が義務付けられています(尚、NFLでは1989年より登録は任意となっている)。登録に際しては、MLBを除く3大スポーツでは1000ドル前後の登録料が必要となります(MLBは無料)が、弁護士や税理士といった特定の資格は特に必要ありません。このように、日米を問わず、それぞれに求められる要件を満たすことができれば、エージェントになることはできます。ただし、自動車の運転免許証のように、資格さえ取れば誰でもその仕事ができるかと言えば、そうとも限りません。当然、エージェントとして仕事をするためには、アスリートとのコネクションや、彼らとの厚い信頼関係が必要不可欠ですが、こうしたものは誰かが与えてくれるものではなく、自分で動いて勝ち得て行くものだと思います。残念ながら、こうすればエージェントとして成功する、といった決まった道は存在しないと思います。少なくとも、「選手が練習と試合に専念できる環境を整える」ことがエージェントの使命ですから、それを達成でき、かつ選手からの信頼を勝ち得ることのできる個人的な資質が重要とは言えるでしょう。

*1:
日本プロ野球選手会「公認代理人登録」
*2:日本サッカー協会認定「選手エージェント試験」応募要綱(2003/7/10)


Q7. UMassでスポーツマネジメントを履修した後は、どのような分野に進む卒業生が多いのですか?

 卒業生の就職先については、大きく分けて次の3つの分野があります。
1.プロスポーツ
2.アマチュアスポーツ
3.上記以外のスポーツ関連企業

 プロスポーツでは、さらにリーグ、チーム、選手会と3つに細分化できます。アマチュアスポーツでは、大学のAthletic Departmentやオリンピック委員会などが目立った就職先でしょうか。また、プロスポーツ・アマチュアスポーツ以外では、IMGやOctagonといったスポーツマーケティング会社、ナイキなどのスポーツアパレル会社といったスポーツ関連企業に就職するケースが多いようです。


Q8. 留学中にはどのくらいの費用が必要になるのですか?

 留学中の費用を大別すると、アメリカでの生活の立ち上げに必要となる初期投資費用、月々のランニングコストと、授業料の3つになるかと思います。
 初期投資費用については、どのようなライフスタイルを目指すかかによって変わってきます。例えば、大学の寮に入って車も持たずに大学でじっとして過ごすか、あるいは、アパートを借りて車も購入してある程度自由のきく生活をするのかでかなり違ってくるでしょう。寮に入れば、家具も備え付けのところが多く、テレビや電話、電気といったUtilityの立ち上げもする必要がないところが多いでしょうから、その手間も省けます。一人暮らしをする場合、こうしたものは基本的に全て自分で開設する必要があります。まあ、ざっくり言って10,000ドルくらい見ておけば十分だと思います。ちなみに、家具やUtilityの値段は日本より安いです。
 次に、月々のランニングコストですが、これは家賃と食費がほとんどを占めることになります。家賃は大学の立地条件に大きく左右されるので、一概には言えません。NYのような大都市に住むのであれば、家賃は東京以上ですし、UMassのような田舎に住むのなら、1ベッドルーム(リビング+ベッドルーム)で700ドル前後です。食料の物価は日本に比べて概ね安いです。個人的に、月々のランニングコストは1,000ドル以内に抑えるように努力しています。
 最後に授業料ですが、これは大学によりまちまちなので、各大学のホームページを参照してください。


Q9. 留学中の費用を節約する方法はありますか?

 余分なものは買わない、同じものならディスカウントストアで、中古でよければTag Saleなどを利用するなど、地道に行うのが基本です。卒業生に安く譲ってもらうのもひとつの手です。学生ビザでは働くことはできませんが、大学内でのアルバイト(カフェテリアなど)なら可能なので、そこでバイトをするという手もあります。
 また、多くの大学ではAssistantshipという制度があるので、これを活用するのもひとつの手です。Assistantshipとは、学部の手伝いをする代わりに授業料が免除になるというもので、UMassではTeaching AssistantとResearch Assistantの2種類があります。前者は教授の手伝い(学部生への講義や資料作成、コピー取りなど)をし、後者は教授の指導の下、外部組織から依頼された調査研究を行うといったものです。UMassの大学院生はほとんどがAssistantshipを取っているので、授業料をまともに払っている生徒はほとんどいません。

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