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タイガー・ウッズ

すみません、かなり間が空いてしまいました。情けない話なのですが、10日ほど前にひいた風邪が長引いてしまい、その間ちょっと体力的・時間的にブログに向き合う時間が取れませんでした。皆さんも気をつけて下さい。

さて、タイガー・ウッズが大変なことになっていますね。先日、無期限でツアーへの出場を見合わせるとの声明を発表しました。日本語で「無期限」と聞くと、「この先ずっと」というイメージが強いのですが、英語の「Indefinite」(無期限)には「とりあえず期間を定めないで」というニュアンスが強いので、文字通りに受け止める必要はないと思います。

しかし、キャリアの絶頂期に大きなスキャンダルに襲われてしまいましたね。ウッズ選手は、今年のFedExカップの優勝で、史上初めて生涯獲得収入が10億ドル(約900億円)を突破した初のスポーツ選手になったばかりでした。この数字はバスケットの神、マイケル・ジョーダン選手やF1のミハエル・シューマッハ選手の生涯獲得収入を上回る数字です。

結果論ですが、残念だったのは、スキャンダルが出た時の初動対応のまずさです。ウッズ選手は当初、いわゆる「だんまりを決め込む」態度に終始し、旗色が悪くなってから声明文という形で過ちを認めましたが、この対応は必ずしも最善策ではなかったのではないかと思います。

これは個人的な意見ですが、薬物疑惑にしろ、女性問題にしろ、その後の悪影響を最小限に抑えるには、本人がメディアの前に登場して全てを包み隠さずに話をする姿勢を見せることが最善だと思います。逃げも隠れもせずに真摯に向かい合おう(罪があるならそれを認め、償おう)という姿勢は、たとえ過ちを犯したとしても正直で勇気がある人間として共感を呼ぶと思います。

アメリカでは、よく「人間は過ちを犯すものだから、過ちにどう向き合うかがその人間の価値を決める」といったようなことが言われます。この辺りの価値観は、日米でも共通しているところだと思います。

例えば、MLBの薬物疑惑を例に見ても、薬物利用を素直に認めたヤンキースのアンディ・ペティット投手は、その後何事もなかったのかのように活躍を続けましたが、疑惑を否定し続けているロジャー・クレメンス選手は、残念なことですが、すっかり公の場に姿を現すことはなくなりました。

また、もうひとつ思うのは、スキャンダルイメージを消すには、プレーで活躍するしかないという点です。

ペティット選手がファンから受け入れられているのは、正直に謝罪した点に加え、優秀な成績を残し続けているからでしょう。ペティット選手に限らず、マドンナとの浮気で離婚し、薬物疑惑が取りざたされているアレックス・ロドリゲス選手も(まあ、Aロッドの場合は正直に謝罪した、とは言えないかもしれませんが)、ホテル従業員から婦女暴行で訴えられたコービー・ブライアント選手も、トップレベルで活躍し続けることで一旦崩れたスーパースターとしてのイメージを回復しています。

ウッズ選手の「無期限」出場停止がいつまで続くか分かりませんが、彼がゴルフ界に復帰してまた以前のような活躍を続けない限り、今回地に落ちたブランドイメージが回復することはないでしょう。

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