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勝つのは決して体罰のおかげではない

日経ビジネスオンラインに最新記事がアップされました。

先日、Yahoo!のコラムで体罰などの不法行為撲滅を目的にしたUSOCによるSafeSportプログラムをご紹介しましたが、今回はプログラムが生まれた背景やそのアプローチについて解説してみました。

全柔連は昨日、第三者委員会の設置を決め、柔道界の組織改革を提言するとしていますが、USOCも2010年に似たような作業部会を設置して米スポーツ界の改革案を提言させました。この提言により生まれたのがSafeSportです。

全柔連の第三者委員会とUSOCの作業部会を比較すると、以下の3点に違いが見られます。

1)問題認識範囲の違い 

日本では柔道界の問題として処理されていますが、米国ではUSOCが主導し、 スポーツ界全体の問題として不法行為を捉えています。  

2)委員会の構成の違い 
全柔連の第三者委員会は5名ということですが、USOCの作業部会はその倍の 10名から構成されています。これは、1)の問題認識範囲の違いに関連するところかもしれません。  

また、第三者委員会は、弁護士(前検事総長)、サッカー協会副会長、大学 柔道部コーチ、空手家、精神科医という内訳ですが、USOC作業部会は元オリンピアン(スキーで4回五輪出場を果たした)で、USOC選手諮問委員副会長 のニーナ・ケンペルを中心に、スポーツ連盟理事2名、コーチ1名、元オリンピアン1名(ケンペルとは別)、民間企業のコンプライアンス・リスク管理の専門家3名、元FBI捜査官1名、精神科医1名となっています。  

前提となる問題の認識範囲が異なるので、一概に比較できず、人数が多いから良い、少ないから悪いとは言えません。ただ、全柔連の第三者委員会には、選手の利害を代表する立場の人や、民間からコン プライアンス・リスク管理の専門家を入れても良かったかもしれません。  

3)改革提言作成へのアプローチの違い 

第三者委員会は3回の会合で3月上旬に組織改革を提言するとされています。 約1か月で提言を作成するスケジュールですが、USOCの作業部会は5か月を かけて国内スポーツ統括組織、選手、コーチ、青少年スポーツ組織への調査を行いました。この辺りのスケジュール感や作業量も違うのではないかと思います。

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■勝つのは決して体罰のおかげではない
 〜日本と同様の体罰事件への、米国に見る真摯な対応

 柔道の女子選手15人が全日本女子代表前監督の暴力行為を告発した問題が、日本スポーツ界を揺るがす大問題に発展しています。国際柔道連盟会長から「(暴力行為は)嘉納治五郎師範が説いた精神と理念では決してない」との批判を受けるなど、日本の“お家芸”としての柔道の面目はつぶれ、品格は地に落ちた形です。   

 全日本柔道連盟(全柔連)によれば、2010年8月から12年2月までの間に、前監督による5件の暴力行為が確認されており、昨年9月下旬には同監督の暴力行為について、女子選手1人が全柔連に告発しています。今回の(2度目の)告発では、15人もの選手が日本オリンピック委員会(JOC)に直接告発していることから、選手の全柔連に対する不信感が透けて見えます。   

 それにもかかわらず、JOCは再調査を全柔連に命じました。さらに、全柔連は同監督らへの聞き取り調査の結果、告発の内容が「事実に近い」と判断しましたが、「監督が(選手への暴力を)しないと言っている。その言葉を信じている」として続投を決めました(監督は倫理推進部会で文書による戒告処分を受けた)。しかしその2日後には、監督からの進退伺いを全柔連が受理し、一転して辞任が決まります。   

 実は昨年米国でも、今回の事件と極めて似た代表チーム監督による暴力問題が起こりました。米国の冬季スポーツの“お家芸”とも言えるスピードスケート界で起こったその不祥事は、その構図が極めて今回の日本の女子柔道事件と似ています。しかし、対応は日米で全く違ったものになりました。   

 今回のコラムでは、似通った日米の代表監督による暴行事件を比較することで、日米のスポーツ界の対応の違いや、それを生み出した背景について整理・解説してみようと思います。

(続きはこちら
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「なんで人を殴るのか」と問えば、「態度が悪いからだ」と答える。
相手が服従の態度を示さないところが、気に入らないのであろう。
当人は、やけっぱちになっている。

日本語には、階称 (言葉づかい) というものがある。
上と見るか、下と見るかの判断を迫る日本語を使えば、モノの上下に関する判断は常について回る。
この世俗的な上下感が日本人の判断を狂わせている。

下とみられたものは、上からの暴力に抗することもむずかしい。
序列差法の一環と考えられていて、無防備状態である。
上の者の声は、天から聞こえてくると感じられるからである。

「下におれ、下におれ」の掛け声は、昔から続いた為政者の要求である。
理屈はない。ただ、指導者の要求のみがある。
世俗の上下制度が唯一の頼りとなっている。
暴力は、「がんばって」の掛け声のようなものか。

序列に基づく精神力 (意気込み・気力) で、大東亜戦争に勝てるのか。
努力の空回りに気が付く時が来た。気力ではなく、知力 (intelligence) で負けた。
我々は、頭を鍛えなくてはならない。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/
noga | 2013/02/15 14:05









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