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WBCのマーケティング活動に見た変化の兆し

日経ビジネスオンラインに最新記事がアップされました。今回は、第3回を迎えたWBCで米国内のマーケティング活動に見られた変化の兆しを書いています。  

前回までの大会と比較し、今大会では実はWBCの収益化に向け水面下で大きな変化が起きています。上手いなあと思うのは、どれもMLBのマーケティング資産を有効活用している点です。魚が来る前に網を張り始めているイメージです。ようやく、MLBも米国内の収益化に本腰を入れてきたかなという印象です。

とはいえ、米国内でのWBCの認知度は依然として低いのが現状です。眠れる獅子、米国代表チームが目覚め、WBCで活躍する日が来れば、WBCは一転してカネのなる木に育っていくかもしれません。その「Xデー」に備え、マネタイズの仕組みが構築されつつあります。

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■WBCのマーケティング活動に見た変化の兆し
 〜米国内の収益化モデル構築に本腰

2006年からスタートしたワールド・ベースボール・クラッシック(WBC)も今回で3回目を迎えました。参加国も当初の16カ国から28カ国に増え、国際スポーツイベントとして少しずつ定着してきた感があります。   

3連覇を目指した日本代表チームは、残念ながら準決勝でプエルトリコに惜敗してしまいましたが、手に汗握る素晴らしい試合でした。私はスタンドから応援していましたが、日本人として彼らの活躍を誇りに思いました。   

ところで、WBCの米国内の認知度は依然として低いままというのが現状です。今大会中、米国内で最も多くの視聴者数を集めた米国対ドミニカ戦も、視聴者数は88万3000人に過ぎません(ちなみに、決勝戦のドミニカ対プエルトリコの視聴者数は84万3000人)。米国の人口は約3億人ですから、国民340人に1人が見ているに過ぎない計算です。   

340人に1人と言われてもピンと来ないかもしれませんが、山手線の朝のラッシュ時に1車両当たり約350人前後が乗車していると言われていますので、ラッシュ時の各車両に1人ずつというイメージです。これでは「昨日WBC見た?」という会話も成り立ちません。   

日本が登場した決勝ラウンド初日の夜、米スポーツ専門局ESPNの看板番組「スポーツセンター」(その日のスポーツニュースをオンエアする1時間番組)を見ていたのですが、WBCに触れたのは番組開始45分後で、それもたった40秒だけでした。それまでは、延々と大学バスケットボールや米プロバスケットボール協会(NBA)、プロフットボール(NFL)、NASCARのニュースを取り上げていました。   

以前、「WBC連覇でも、日本球界は浮かばれない?(下)〜負けてもMLBだけが輝くシステム」などでも解説しましたが、もともとWBCは米メジャーリーグ(MLB)にとって国際市場開拓ツールとして機能してきたという経緯があります。WBCの米国内人気が低かろうが、米国代表チームが敗れようが、WBCが世界各国の野球タレントの“見本市”として機能する限り、MLBは他国の野球市場の一部をテレビ放映権や協賛権、グッズ販売という形で吸い取ることができるのです。   

この位置づけは今でも変わりません。しかし、今回から米国内でのWBCのマーケティング活動にいよいよMLBが本腰を入れてきた感があります。今回のコラムでは、米国内で見受けられるWBCマーケティング活動の変化の兆しをご紹介することにします。

(続きはこちら
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