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N君続報

先月よりNJネッツでインターンとして働くN君ですが、今月に入り新たな展開があったとのことです。

12名のチケットセールスインターンの間で、10月1ヶ月間で最も早くセールス1万ドル(=約115万円)を達成したインターンにビンス・カーター選手のサイン入りジャケットがプレゼントされるコンテストが開始されたそうです。インターンの売り上げは一覧で表示されると言うことで、誰がいくら売り上げているのか一目瞭然だそうです。ちなみに、N君は今日の時点で全12名中5番手につけるなかなかの滑り出し。

「絶っっっっ対に一番になります!」とかなり気合が入っていました。僕もN君に勧められた以下の1枚買うと1枚無料になるMcDonald's Planでシーズン開幕戦を購入し、気持ちだけですが協力させてもらいました。



バスケ狂で、とっても熱いN君は、バスケ関係の情報にはつぶさに目を通しているのだそうですが、スポーツライター=宮地陽子さんのHPで知った、ナイキのスペイン代表を応援するポスター(以下)のメッセージに魂を揺さぶられ、部屋にはっているそうです。



SER ESPANYOL YA NO ES EXCUSA:
ES UNA RESPONSABILIDAD.
POR ESO AHORA TE TOCA A TI.
ES TU MOMENTUM.

DEMUESTRA QUE CONSIGUES
LO QUE TE PROPONES Y QUE TU
CONTRIBUYES A QUE EL DEPORTE ESPANYOL
ESTE EN SU MEJOR MOMENTO.

SI TU ESTAS ENTRE LOS MEJORES
TENDRAS TU RECOMPENSA

HA LLEGADO TU MOMENTUM.

 スペイン人であることは、もはや言い訳ではない。
 一つの責任だ。
 だからこそ、今、君たちの番がまわってきたのだ。
 君たちの時なのだ。

 自分たちが目指している地に到達できるということを見せてみろ。
 スペインのスポーツが最高の瞬間を迎えるために
 貢献できるということを見せてみろ。

 もし君たちが本当に一握りの優秀な者たちなら
 それに見合った結果がついてくるだろう。

 君たちの時が来た。(宮地陽子さんのHPより)

N君はこのメッセージの「スペイン人」を「日本人」に置き換えて毎日読み上げていると言うことです。

N君、いよいよネッツでインターン開始

先日「N君やりました!」でもお伝えした通り、晴れて念願のNBA(NJネッツ)でインターンとして採用されたN君が、今週月曜日からインターン業務を開始しました。

このブログの読者の中にはN君の「隠れファン」が結構いて、「N君どうしてますか?」という問い合わせを受けることもあります。実は、N君によると、彼の親戚や友人もこのブログを通じて彼の活躍を楽しみにしているという方も多いということです。ということで、できるだけ継続的にこのブログでもN君の近況をアップしていきたいと思います。

そのN君から、今日電話がありました。N君と同じセールスポジションでのインターンは全部で12名ということで、皆、大学(院)の卒業生か職務経験ありの社会人だそうです。ちなみに、日本人は彼一人だそうです。月曜日から明日(木曜日)までは研修期間で、電話セールスでの対応などのシミュレーションを行い、金曜から「よーい、ドン」でスタートということです。

N君らインターンは、スイートボックスやハーフ・シーズンチケット、グループチケットなど、比較的単価の高いチケットを売ることになるんだそうです。ここで結果を残せば、正社員として採用されるという流れになるんでしょう。ちなみに、過去「伝説のインターン」と呼ばれた人がいて、そのインターンは期間中に40万ドル以上のチケットを売ったということです。

トライステイト在住の皆さん(特に経営者の方)、ネッツのチケットは是非N君から!
頑張れ、N君!!

N君やりました!

当世インターン事情」「N君のその後」でご紹介した元インターンのN君ですが、意外にもこのブログをご覧になっている方からも「その後N君はどうなったの?」と結構多くの問い合わせを頂きました。

そのN君からつい先ほど連絡が入りました。ついに、念願のNBAのチームにインターンが決まったということです!!インターン先はニュージャージー・ネッツで、チケットセールスのインターンだそうです。彼からもらったメールの一部を以下に引用します。彼の興奮が伝わってくると思います。

先ほどNew Jersey Netsの方からインターンの合格の電話を頂きました。もう嬉しすぎで言葉になりませんでした。今も嬉しすぎで顔面がヒクヒクして、メールもきちんと打てない状態です。正直ここ一週間はしっかり寝れなくて、激ヤセしました。不安にはなるけど、常にプラス思考でいたのがよかったのかもしれませんね。

いやー、正直言って凄いですね。しかも、NBAの別のチームからも面接に来てくれるように連絡があったということです。こちらには断りを入れるということで、終わってみれば何とも「贅沢」な結果になりました。

N君、おめでとう!心の底からそう思います。絶対正社員になってください。今度、祝勝会するので食べたいもの考えておくように!

N君のその後

2週間ほど前に「当世インターン事情」で紹介したN君ですが、その後の報告と今後の作戦会議のためにまたオフィスに遊びに来てくれました。

結局、彼はNBA全30球団にある仕掛けをした履歴書を各チーム5通ずつ、計150通出したのですが、何と9球団から返事があったというのです。全てが次のステップ(面接)に進む連絡ではなかったということですが、逆に言えばNGでも連絡をくれたチームがいくつもあったということです。履歴書を数百通だしたけど、連絡1つないという話がざらにある中で、この結果は驚くべきものだと思います。それだけN君の履歴書のインパクトが強かったのでしょう。N君はNBDLにも同様のアプローチで履歴書を送っているのだそうですが、送った早々に複数チームから連絡があったそうです。先ほど僕のオフィス遊びに来ている時もNBDLのチームからN君の携帯に連絡が入っていました。「履歴書を開けて読んでもらう」ステップでのN君の作戦は大成功だったと言えそうです。

次に必要となるのは、「面接でいかに自分の実力を認めてもらうか」というステップでの戦略です。N君との作戦会議もこの点が中心となりました。チームによって経営環境が異なる中で「無給で1日18時間働きます」「日本人だから日系企業に営業に行けます」といった杓子定規な売り文句だけでは通用しないだろう、という点で意見が一致しました。こうした点は言うまでもない部分であり、ことさら強調すべき部分ではないのではないかという意味です。

セールスのポジションのインターンということなので、僕からのアドバイスは、それぞれのフランチャイズの市場特性などを整理した上で、チームに営業戦略のコンサルティングするくらいの気持ちで大局的な視点と個別具体的なアイデア双方を考えておくというものでした。どこまでのレベルを求められるインターンなのか分からないので、もしかしたら考えすぎなのかもしれませんが、とことん準備した方が良いのではないかと思います。

インターン採用に際しては、言葉の壁やビザの壁など、障害を挙げたらきりがないですが、来週以降のN君の面接での健闘を祈りたいと思います。

当世インターン事情

僕の会社で6月末にインターンシップを終えたN君が、就職活動の合間にオフィスに遊びに来てくれました。N君は「何が何でもNBAに就職する」という強い意志で、留学した誰もが困難を極めるアメリカでの職探しに臨んでいます。

N君によれば、当初は履歴書を全NBA球団に送ったり、リーグやチームが主催するジョブ・フェア(就職説明会)に参加してその反応を待つという典型的な就職活動を行っていたのだそうですが、何十人、何百人といるアメリカ人志望者の中で自分が突出することが容易ではないと悟るのに時間はかからなかったそうです。その後、N君はアプローチを変え、友人・知人のツテでアメリカのプロスポーツ業界に就職した日本人に会い、いかにすれば職を得ることができるのかのヒアリングを行い、彼らのアドバイスを元に履歴書を書きなおし、また必要な売り込み資料を作っている毎日を過ごしているそうです。

話を聞いていて印象的だったのは、タイミングや送付先を間違えると読んでさえもらえない履歴書が多く存在するということが分かったため、まずは間違いなく封筒を開封してもらうために(アテンションをひくために)、頭をひねってある仕掛けをするのだそうです(ここではせっかくN君が足を使って得た情報なので種明かしはしません)。しかも、その封筒を各チームの幹部全員に送るのだそうです。例えば、各チームに5通の履歴書を送るとすると、NBAは全部で30チームありますから、これだけで150通の履歴書を送ることになります。

有名な「エスキモーが氷を買うとき」の中で、著者がNBAサクラメント・キングスのコンサルタントをしていた際、シーズンチケットの更新案内を開封せずに契約を止めてしまうケースの対応策として、まずは更新案内を開封してもらうために手紙をゴム製のニワトリと一緒に送った逸話が記されていますが(※)、送ったものを開封してもらうための戦略としては、シーズンチケットの更新案内も履歴書も同じなのかもしれません。

※可愛らしい紙製ジャージが着せられた体長90センチのゴム製ニワトリがフェデックスの筒型容器に詰め込まれており、ジャージの前面に「ファイルで退場になるな:あなたはファイルで退場寸前です。けれども退場を免れてプレーを続ける方法があります。まずは同封した手紙を読んでください」という手紙がついている

また、現在アメリカでは最低賃金に関する規制が厳しくなっており、卒業した生徒を無休で雇用する(いわゆる「無給インターン」)は行わなくなってきているのだそうですが、大学に籍を置きながら授業の単位の一環とする無給インターンは引き続き採用し続けているんだそうです。有給のフルタイム職員としていきなり雇用されるということはめったにありませんから、N君もまずは無給インターンをとっかかりと考えていたようです。N君は既に大学院を卒業していましたが、これを聞いて本気で母校の授業を部分的に再履修することも考えているそうです。気合いが入ってますよね。

僕は大学院在籍中に起業してしまったので、留学生の多くが経験する熾烈な就職戦線は体験しなかったのですが、採用する立場から多くのインターンに触れてきました。履歴書を100通以上送るというのは、特に珍しい話ではありませんが、アメリカでは日本人は所詮外国人労働者。労働ビザの壁は厚く、こうした努力の甲斐なく、多くの日本人留学生が帰国を余儀なくされるのもまた現実です。

N君はうちの会社のインターン第1号なので、何とか頑張っていい結果を残してほしいものです。
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